パパ育休 – 180日間の育児奮闘記
私たちがコロナの感染拡大を防ぐため自粛を続けた結果、さまざまな国で大気中の汚染物質が減少するという以外な効果を生んだそうです。
幼い頃、母の実家沖縄で見た空、星がすごく近くに感じ、満点の星が降ってくるという感動の光景が夜空に拡がった記憶。
都会の夜空でも汚染物質減少のプラス効果で冬の夜空に輝く星座達を奇麗に見ることができたらいいな、と思わず星に祈りを込めました。
特に冬の夜空に浮かぶ星は、他の季節に見える星とはまた違う澄んだ輝きを放つそうです。
ただ何となく「奇麗だな」と眺めるのも良いですが、せっかくなら1つ1つの星座を覚えた上で星を見ればより一層冬の夜空を楽しむことが出来るのではと思い、私自身少し勉強してみることにしました。
皆様にも参考になれば幸いです。
南の空を見上げてみましょう、一等星がきれいに3つ見えます。これらの星は三角形を形作っており、『冬の大三角』と呼ばれています。オリオン座の「べテルギウス」、おおいぬ座の「シリウス」、そしてこいぬ座の「プロキオン」、の3つの一等星が三つの頂点で輝いているのです。
オリオン座のオリオンというのはギリシャ神話に出てくる狩人で、こん棒を振りかざした勇ましい姿をしています。その右腕の脇の下にあたる星が「べテルギウス」です。
べテルギウスのほぼ真下で青白く輝いているのが地球から見える恒星では太陽に次いで明るいおおいぬ座の「シリウス」です。
シリウスの左上に黄色く輝いているのがこいぬ座の「プロキシオン」であり、ギリシャ語で「犬の鼻先」という意味を持つそうです。
オリオン座の右上の方にある赤い星、これはおうし座の目のところにあたる「アルデバラン」その先のおうしの肩のあたりに6~7個の星が集まっているプレアデス星団があります、7人の美しい姉妹が星になった姿だといわれています。
おうし座の角の先には、こやぎを抱いたおじいさんの姿のぎょしゃ座があります、このやぎのところに輝く明るい星が「カペラ」です。
おとなりには仲良く並んだふたつの明るい星、ふたご座があります。 少し明るい左側の星が弟の「ポルックス」ちょっと暗い右側の星が兄の「カストル」。なぜ明るさが違うのでしょうか? 実は双子とはいえ、ポルックスの父親は神々の王ゼウス、カストルの父親は人間のスパルタ王だからというわけです。
さて、もう一度別の角度から明るい星をおさらいしてみましょう。
オリオン座の「リゲル」、おおいぬ座の「シリウス」、こいぬ座の「プロキオン」、ふたご座の「ポルックス」、ぎょしゃ座の「カペラ」、おうし座の「アルデバラン」
この6つの星を結ぶと大きな六角形ができあがります、これは『冬の大六角』とか『冬のダイヤモンド』と呼ばれいます。
どうでしょう?皆様少し星に興味がわいてきましたでしょうか?
では次に鑑賞する際に必要な持ち物について確認してみましょう。
<防寒着> 星空鑑賞は夜間になるため、服装には注意が必要です。 天気が良く日中温かった日でも、徐々に気温が下がって寒くなるのでフリースやダウンなどの防寒着やカッパなども用意しておくと良いでしょう、ニット帽や手袋、使い捨てカイロも役立ちます。
<レジャーシート・折りたたみのイス> 寝転んで眺められ降り注ぐような星空に包まれてリラックスできます。
<懐中電灯> 暗闇での観察には懐中電灯などの照明も必要です。
<コンパス&時計(スマートフォンで代用)> 星や星座を見つけるには、方角や時刻が頼りとなります。
<星座早見盤> 現在の時刻と方角を合わせるだけで、今見える星座の位置が分かります。星座を探すガイドとなるので初心者の方はぜひ用意することをおすすめします。
<双眼鏡、天体望遠鏡> 明るい星や星座、星雲・星団の観察には広い範囲を見渡せる双眼鏡(7~10倍程度)があると、より星空を楽しむことができます。 天体望遠鏡があると、月のクレーターや土星、木星などの惑星も観察できます。
【最後に星空観賞をするときの注意点です】
星空観賞には光が大敵となります、観察する場所は街の明かりや街燈など光が少なくまわりに高い建物がない場所が理想です。 新月の前後数日間は空が暗く、暗い星も見えやすくなります。 新月ではなくても、月が沈んだ後の時間帯なら観察に適しています。 観賞する地域の月の出・月の入の時刻や月齢(新月、満月等)、星や星座が見える時間や方角を事前に調べておけば、無駄なく観察を楽しむことができます。
最近では今日の月の様子や今見える星座を教えてくれるアプリもあるそうです。
これで皆さんも星座鑑賞をしてみたくなったことでしょう
実は私自身が星座鑑賞を躊躇していたのです・・・娘に買った天体望遠鏡を活躍させられずにいたのでした。
でもこれで寒くてもこの冬は絶対に夜空で星の観察をするぞ!と決心がつきました。