パパ育休 – 180日間の育児奮闘記
突然ですが皆さんは学生時代、好きな教科は何でしたか?
私は「算数・数学」が好きでした。
小学生から“そろばん“をやっていたことも影響しているのかもしれませんが、テストで100点をとった時に両親から褒めてもらえたりご褒美をもらえたりする事が単純に嬉しかった思い出があります。
進学して高校2年生にもなると、将来の大まかな道を決めなくてはいけません。
「自分が将来何をしたいのだろう?」と考えましたが、当時の私にはまだその判断は出来ず、「算数・数学」についてもっと理解を深めたい、将来の自分が付く職業の武器になればいいなという気持ちで大学の進学を決めました。
私の思う「算数・数学」の魅力とは、解き方がいくつもあるのに結果的にたった一つの解答にたどり着くこと。また、点でしか理解出来ていなかった事が線になる瞬間が好きでした。
あまり共感は得られないかもしれませんが、一つの問題を解くために前もってあらゆる書籍を使い、いくつもの公理・定義・定理を「これは、使えるのかな」と考えながら、ああでもない、こうでもないと考えます。
その過程の公理・定義・定理を理解するため、ひとつの問題を解くのに気付けば自分の周りが書籍で埋め尽くされることもありました。
そうして調べていくうちに、点でしか理解出来なかったことが、ある時いきなり繋がって線になり解答を導き出せる瞬間があります。
その瞬間がなんとも気持ちよく好きだった事を今、思い出しています。
そんな数学の醍醐味は不動産の日々の業務にも通ずるところがあります。
それは“道”です。
カーナビはとても便利なツールだと思いますが、設定されたルートをただ走るだけなので、道を覚えるにはあまり適さないように思います。
私は事前にgooglemapやゼンリンで道を調べ、道路名や信号の名称で少しずつ道を覚えるようにしていますが、自分で調べた上でさまざまな場所に行くうちに「この道はここと繋がっていたのか」と一つ一つバラバラに覚えていた道が繋がる瞬間があります。
日々の小さなことですが不動産業にたずさわる人間として、ひとつ成長を実感できる瞬間です。
まだまだ、不動産業のスタートラインに立ったばかりの私ですが、日々の業務を着実にこなし、最終的にはお客様に「ありがとう」と言ってもらえるように勉強させていただきながら業務を遂行していきたいと思います。