パパ育休 – 180日間の育児奮闘記
大学進学のため上京し、一人暮らしを始めてから10年、その間3回の引越しをしましたので、今回はそんな私の引越し遍歴をお届けしたいと思います。
1度目の引越しは在学中、初めて行う自力での部屋探しです。当時は賃貸・売買の違いさえも分からず、不動産屋の窓に貼られた売買物件のチラシを見て店舗に飛び込むような状態でした。
引越し先に選んだのは築古の木造アパート。周辺は坂が多いものの近くに公園があり、緑が大好きな私にとっては素晴らしい環境でした。
・・・が、2年程住んで愛着が出てきた頃、築年数が古く耐震性不足のため取り壊しの憂き目にあいました。
慌てて2回目の引越しです。折しも就職のタイミングと重なってしまったため急ピッチで進めました。
結局2週間程で慌てて引越したのはJR某駅近くの木造アパートでした。
犬…?! 度重なるトラブル
ここでは当初から問題のオンパレードです。
まず入居直前にペット不可にも関わらず、隣人がよく吠える犬を飼っていることが発覚、入居後には室内の配管から異臭が発生したり、洗濯機の排水溝が詰まり廊下が水浸し。その上なぜか修理に来るのは専門業者ではなく大家さんのお友達。何度来てもらっても一向に直りません・・・。
でも良いところもありました。近くに大きな商店街があり、慣れない社会人生活を送る私にとっては、その賑わいが元気をくれる源泉(もと)となってくれました。
しかし1年程たった頃、隣に外国の会社が引越してきたことで状況は更に厳しくなりました。
昼夜問わず複数人が出入りし、生活習慣の違いに悩まされ、独特な料理の臭いにも耐え切れず、ついに3回目の引越しを決意。今度こそは慎重に選ぶことにしました。
仕事柄、初めて降りる駅や知らなかった街との出会いが度々訪れますが、そんな中で知ったとある路線周辺の街並みが好きになり、3回目の引越しは“その沿線に住むこと“を条件に住処を探しました。
それからは某路線の駅を片っ端から降りては周辺環境を確認、を全駅繰り返しました。
そして気に入った駅・街並みと出会い、数か月間賃貸物件情報サイトを観察し続けた結果、ついに希望の部屋に巡り合えました!
変化は新しい出会いへの第一歩
上京時を含めるとこれまで4つの街に住みました。それぞれの街、それぞれの部屋に様々な思い出があります。
私は巡り合えた望みの部屋に愛着を感じていますが今後も引越しを余儀なくされる局面に遭遇するかもしれません。
けれどもう初めての頃のように売買物件と間違えて不動産屋に入ることはありません。きっと地震で倒れてしまうようなアパートに住むことも、一日中うるさくて眠れず耳栓を買うことも。
次に引っ越すところは今までよりももっと素敵な場所を見つけられると信じています。
このコラムを読んでいる方の中で引越しを検討されている方へ。
引越しは確かに面倒な一面もありますが、新たな出会いに感動することもしばしばです。
今の場所に固執せずに、自由な天地を求めて動くこともありかな、そう感じています。