パパ育休 – 180日間の育児奮闘記
小さくて細かくて繊細なミニチュアの世界が私の趣味のひとつです。
好きになったきっかけは和菓子
鍵っ子だった幼少期、幼稚園や小学校の後は祖父母が営んでいた和菓子屋でよく親の帰りを待っていました。
和菓子の中でも白あんから作られる練り切りは、シンプルな素材からさまざま色や形で風景や季節を表す小さな作品です。
毎日巨大な窯であんこを練る、祖父のごつごつした大きな手から造り出されるかわいらしい練りきりの数々は私のミニチュア好きの原点となりました。
建物の建築計画の段階で作成される模型も、魅力的なミニチュアのひとつです。
当社では土地の仕入れから解体、建築、そして売却を行う場合もあります。仕入れの段階では雲のようなイメージだった建物が模型として立体化されると、購入した方はどう使うだろうか、日当たりはどうか、リビングや寝室はどこにするのがいいだろう、などと想像してはわくわくします。
室内の小さなドアや階段、踊り場、庭の木からは将来住む人の生活が感じられるのです。
コロナ禍になってからは自分でもミニチュア作品を作り始めました。粘土で小さなパンやブーケを作成していますが、形や色をより本物に近づけるためには、その物をいろんな角度で見ることがとても重要です。おかげでパンや花の種類には少し詳しくなった気がしています。
最近では第4次ガチャガチャブームが到来しているそうで、クオリティの高いミニチュアが気軽に手に入るようになってきました。渋谷センター街にできた専門店はアフターコロナの今、外国人観光客の姿を多く見かけます。
かと思えば、総面積7,000㎡のアジア最大級のミニチュアミュージアムが有明にできたりと、まだまだミニチュアの世界は奥が深そうです。今後もこの魅力にどっぷり浸かっていく予感がしています。